多面的に物事を捉える 6W2H
6W2H って何?
6W2Hとは、事象やテーマ、問題、課題などを多面的に捉えることで思考を広げたり、情報を整理するための手法です。6W2Hは「Who」「What」「Whom」「When」「Where」「Why」「How」「How much」の8つの疑問符を用います。「Whom」と「How much」を除いた5W1Hの場合も見受けられますが手法としての考え方は同じです。
これら6W2Hの観点から問いを投げかけることで、抜け落ちていた情報を確認出来たり、さらに細かい要素に分けたりすることが可能になります。
6W2Hを使ってみよう
使い方はいろいろですが、下のような表にまとめてみるのは如何でしょうか?
Who 誰が | Whom 誰に | What 何を |
How どのように | [事象] [テーマ] [問題] [課題] など | Why なぜ |
When いつ | Where どこで | How much いくらで |
各疑問符に対して具体的にどのように考えていくのか、下記に切り口の例を挙げておきますので参考にしてください。
Who | 主語となる人や組織、役割(責任者)、グループなどを明確にする。 |
What | 事象や問題、事実、分析結果、構造などを明確にする。 |
Whom | ターゲットや影響を受ける関係者などを明確にする。 |
When | 日時やタイミング、時間の流れなどについて明確にする。 |
Where | 場所や位置、エリア、地理的環境などを明確にする。 |
Why | 原因や狙い、前提条件、意図など事象に影響を与えているものを明確にする。 |
How | 手段やプロセス、方法、手順、ツールなどを明確にする。 |
How much | 人材、材料、時間やお金など金額換算できる資源w明確にする。 |
また、6W2Hを使ってのまとめの最終チェックには、以下の問いかけも有効です。
- 事象やテーマ、問題、課題などについて正確にまとめられているか?
- 特徴的、典型的な情報は得られたか?
- 無意識に目を背けている点はないか?
漏れなくダブりなく捉えらえているか?
以上6W2Hについて説明しましたが、問題の把握や分析、情報の整理などの場面では必ず頭に浮かんで欲しい手法の一つですので、生活やビジネスシーンなどで常に心掛けて習慣付けるよう努力してみてください。
以上